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●文字列関数
ASC 文字列内の全角の英数カナ文字を、半角文字に変換します
CHAR 指定されたASCIIコードに対応する文字を返す
CLEAN 文字列の中に印刷できない制御コードなどが含まれている場合、不必要なコードを削除する
CODE 指定された文字に対応するASCIIコードを返す
CONCATENATE
     & 
引数として指定された文字列をつなぎ合わせて、1つの文字列を作成する
DOLLAR 指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、$マークをつけた文字列に変換する
EXACT 2つの文字列を比較して、その結果を論理値(一致する場合TRUE,一致しない場合FALSE)で返す
FIND 文字列の中から、指定した文字列と一致する部分を探し出し、文字位置(文字番号)を返す
FINDB 文字列の中から、指定した文字列と一致する部分を探し出し、文字位置(文字番号)をバイト単位で返す
FIXED 指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、ピリオドとカンマを使って
書式設定した結果を文字列に変換する
ISTEXT 入力内容が文字列かどうかチェックし、論理値(文字列ならTRUE,文字列以外ならFALSE)を返す
ISNONTEXT 入力内容が文字列かどうかチェックし、論理値(文字列以外ならTRUE,文字列ならFALSE)を返す
JIS 文字列内の半角の英数カナ文字を、全角文字に変換します
LEFT 文字列の左端から指定した数の文字を取り出し
LEFTB 文字列の左端から指定したバイト数の文字を取り出し
LEN 半角や全角の区別なく、文字列データの文字数や数値データの桁数を返す
LENB バイト数(半角単位)で、文字列データの文字数や数値データの桁数を返す
LOWER 文字列中のすべてのアルファベットを小文字にする
MID 文字列の中から任意の位置の文字列を取り出し
MIDB 文字列の中から任意の位置の文字列をバイト数で取り出し
PHONETIC 文字列から「ふりがな」を抽出します
PROPER 英単語や空白の次の文字列の先頭文字を大文字にする
REPLACE 開始位置から指定数の文字列を新しい文字列に置き換える
REPLACEB 開始位置から指定バイト数の文字列を新しい文字列に置き換える
REPT 指定された文字列を指定された回数繰り返した文字列を作成する
RIGHT 文字列の右端から指定した数の文字を取り出し
RIGHTB 文字列の右端から指定したバイト数の文字を取り出し
SEARCH 指定した文字列を他の文字列の中で検索します。大文字と小文字は区別されません
文字位置(文字番号)を返す
SEARCHB 指定した文字列を他の文字列の中で検索します。大文字と小文字は区別されません
文字位置(文字番号)をバイト単位で返す
SUBSTITUTE 検索文字列を新しい文字列に置き換える
TEXT 数値を指定された表示形式の文字列に変換する
TRIM 文字列の先頭や末尾、単語間に余分な空白が含まれている場合、
単語と単語の間の1つの空白を残して、余分な空白をすべて削除する
UPPER 文字列中のすべてのアルファベットを大文字にする
VALUE 文字列として入力されている数字(ダブルクォーテーションで囲まれた数字)を数値に変換する
YEN 指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、\マークをつけた文字列に変換する


ASC関数
(文字列の全角 (2 バイト) の英数カナ文字を半角 (1 バイト) の文字に変換します)
書式:=ASC (文字列)
文字列   文字列または変換する文字列を含むセルの参照を指定します。文字列に全角の英数カナ文字が含まれない場合は、文字列は変更されません。
使用例
ASC("EXCEL") = "EXCEL"
ASC("エクセル") = "エクセル"
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
1 EXCEL EXCEL =ASC(A1)
2 エクセル エクセル =ASC(A2)
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CLEAN
(文字列の中に印刷できない制御コードなどが含まれている場合、不必要なコードを削除する)


書式:=CLEAN(文字列)

 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 205     Fazzy  Wuzzy  Fazzy Wuzzy =CLEAN(A205)
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CHAR
(指定されたASCIIコードに対応する文字を返す)
書式:=CHAR(数値)
 
  A    
  数値 計算結果 計算式
 190  83 S =CHAR(A190)
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CODE
(指定された文字に対応するASCIIコードを返す)
書式:=CODE(文字列)
 
  A    
  数値 計算結果 計算式
 195  8 56 CODE(A195)
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CONCATENATE関数
(引数として指定された文字列をつなぎ合わせて、1つの文字列を作成する。)

文字列演算子 & (アンパサンド)と同様の機能

書式:=CONCATENATE(文字列1,文字列2...)
文字列
結合する文字列を指定
この関数には30個までの引数を指定できます。
 
  A B    
  文字列1 文字列2 計算結果 計算式
 117  "15" "日" 15日 =CONCATENATE(A117,B117)
118 "16" "日" 16日 =A118&B118
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DOLLAR
(指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、$マークをつけた文字列に変換する)
書式:=DOLLAR(数値,桁数)
 
  A      
  数値 桁数 計算結果 計算式
 151  45.899 2 $45.90 =DOLLAR(A151,2)
 152 45.899 0 $46 =DOLLAR(A152,0)

引数桁数は省略可能で、その場合は、小数点以下3桁で四捨五入され、小数点以下2桁が表示されます。

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EXACT
 (2つの文字列を比較して、その結果を論理値(一致する場合TRUE,一致しない場合FALSE)で返す)
書式:=EXACT(文字列1,文字列2)
 
  A      
  文字列1 文字列2 計算結果 計算式
 210  Total  Total TRUE =EXACT(A210,B210)
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FIND関数
(文字列の中から、指定した文字列と一致する部分を探し出し、文字位置(文字番号)を返す。
(空白や句読点も1文字としてカウント)大文字/小文字が区分されます。
書式:=FIND(検索文字列,対象,開始位置)
検索文字列
検索する文字列を指定
対象
対象となる文字列を指定
開始位置
検索を開始する位置を指定し、対象の中に検索文字列が複数含まれている場合に有効
この引数を省略すると、検索文字列が最初に見つかった位置のみを返します。
 
  A B C D  
  対象 検索文字列 開始位置 計算結果 計算式
 25  "2001年の21世紀が始まった" 2 7 =FIND(B25,A25,C25)
Aは2つあるが、開始位置に2を指定しているため、2文字目以降に
検索された、Aの文字位置9を返しています。
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FINDB関数
(文字列の中から、指定した文字列と一致する部分を探し出し、文字位置(文字番号)をバイト単位で返す。)
(空白や句読点も1文字としてカウント)
大文字/小文字が区分されます。
書式:=FINDB(検索文字列,対象,開始位置)
FIND関数と同様の文字列検索で、バイト数(半角単位)で処理が行われる。
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FIXED
 (指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、ピリオドとカンマを使って書式設定した結果を文字列に変換する)
書式:=FIXED(数値,桁数,桁区切り)
引数桁区切りには、結果をカンマで桁区切りするかどうかを論理値(TRUEまたはFALSE)で指定する。
引数桁区切りを省略した場合は、TRUEと見なされ、数字の桁はカンマで区切られます。
引数桁数が省略されると、小数点以下3桁で四捨五入され、小数点以下2桁が表示されます(デフォルト値は2)。
また、負の数を指定すると、その絶対値が示す整数部の桁数で四捨五入されます。
 
  A        
  数値 桁数 桁区切り 計算結果 計算式
 169 4798.786 2 TRUE 4798.79 =FIXED(A169,2,TRUE)
 170  4798.786 -1 FALSE 4,800 =FIXED(A170,-1,FALSE)
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ISTEXT
 (入力内容が文字列かどうかチェックし、論理値(文字列ならTRUE,文字列以外ならFALSE)を返す)
書式:=ISTEXT(テストの対象)
 
  A    
  テストの対象 計算結果 計算式
 232  文字列の場合 TRUE =ISTEXT(A232)
 233 12345 FALSE =ISTEXT(A233)
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ISNONTEXT
 (入力内容が文字列かどうかチェックし、論理値(文字列以外ならTRUE,文字列ならFALSE)を返す)
書式:=ISNONTEXT(テストの対象)
 
  A    
  テストの対象 計算結果 計算式
 238 12345 TRUE =ISNONTEXT(A238)
 239 文字列の場合 FALSE =ISNONTEXT(A239) 
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JIS関数
(文字列内の半角 (1 バイト) の英数カナ文字を全角 (2 バイト) の文字に変換します)
書式:=JIS (文字列)
文字列   文字列または変更する文字列を含むセルの参照を指定します。文字列に半角の英数カナ文字が含まれない場合は、文字列は変更されません。
使用例
JIS("EXCEL") = "EXCEL"
JIS("エクセル") = "エクセル"
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LEFT関数
(文字列の左端から指定した数の文字を取り出し)
書式:=LEFT(文字列,文字数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
文字数
取り出す文字数を指定
  A B    
  文字列 文字数 計算結果 計算式
 50  "指定した文字を取り出す" 4 指定した =LEFT(A50,B50)
左から4文字取り出し
文字数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。
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LEFTB関数
(文字列の左端から指定したバイト数の文字を取り出し)
書式:=LRFTB(文字列,バイト数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
文字数
取り出す文字数をバイト数で指定
  A B    
  文字列 バイト数 計算結果 計算式
 54  "指定した文字を取り出す" 4 指定 =LEFTB(A54,B54)
左から4バイト取り出し
バイト数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。
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LEN関数
(半角や全角の区別なく、文字列データの文字数や数値データの桁数を返す)
書式:=LEN(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 4  "これは何文字でしょうか?" 12 =LEN(A4)
-
  A    
  数値 計算結果 計算式
 6  123.4567 8 =LEN(A6)
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LENB関数
(バイト数(半角単位)で、文字列データの文字数や数値データの桁数を返す)
書式:=LENB(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 12  "これは何文字でしょうか?" 23 =LENB(A12)
-
  A    
  数値 計算結果 計算式
  14  123.4567 8 =LENB(A14) 
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LOWER
(文字列中のすべてのアルファベットを小文字にする)
書式:=LOWER(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 220  john Johnson john johnson =LOWER(A220)
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MID関数
(文字列の中から任意の位置の文字列を取り出し)
書式:=MID(文字列,開始位置,文字数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
開始位置
取り出しを開始する位置(左端からの文字数)
文字数
取り出す文字数を指定
  A B C    
  文字列 開始位置 文字数 計算結果 計算式
 62  "文字列の中から任意位置のの文字列を取り出す" 16 5 列を取り出 =MID(A62,B62,C62)
文字数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。
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MIDB関数
(文字列の中から任意の位置の文字列をバイト数で取り出し)
書式:=MIDB(文字列,開始位置,バイト数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
開始位置
取り出しを開始する位置(左端からのバイト数)
文字数
取り出すバイト数を指定
  A B C    
  文字列 開始位置 バイト数 計算結果 計算式
 69  "文字列の中から任意位置のの文字列を取り出す" 15 4 任意 =MIDB(A69,B69,C69)
バイト数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。
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PHONETIC関数
(ふりがなの文字列を取り出します)
書式:=PHONETIC (範囲)
範囲   ふりがなの文字列を含む 1 つまたは複数のセルの参照を指定します。

範囲 に複数のセルを指定した場合は、セル範囲の左上隅に指定されているふりがなが返されます。

範囲 に隣接しない複数のセルを指定した場合は、#N/A エラー値が返されます。
使用例
セル C4 に "東京都"、セル B7 に "大阪府" という文字列が入力されている場合、次のようになります。
PHONETIC(C4) = "トウキョウト"
PHONETIC(B7) = "オオサカフ"


ふりがなの表示設定変更

ひらがな
全画カタカナ
半角カタカナ
の変更ができます。

メニューバーの「書式」「ひらがな」「設定」で、「ひらがなの設定」ダイアログボックスから
設定を選択して「ひらがな」「全画カタカナ」「半角カタカナ」を変更できます。

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PROPER
 (英単語や空白の次の文字列の先頭文字を大文字にする)
書式:=PROPER(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 225  john Johnson John Johnson =PROPER(A225)

文字列の中にアポストロフィ(')などが含まれていると、予想外の結果になることがある
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 227  I'm I'M =PROPER(A227)

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REPLACE関数
(開始位置から指定数の文字列を新しい文字列に置き換える)
書式:=REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字列)
文字列
置換の対象となる文字列を指定
開始位置
どの位置から置換を始めるか指定(左端からの文字数)
文字数
何文字分を置換るかを指定
置換文字列
新しい文字列を指定
  A B C D    
  文字列 開始位置 文字数 置換文字列 計算結果 計算式
 78  "文字列の置き換え" 5 4 置換 文字列の置換 =REPLACE(A78,B78,C78,D78)
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REPLACEB関数
(開始位置から指定バイト数の文字列を新しい文字列に置き換える)
書式:=REPLACEB(文字列,開始位置,バイト数,置換文字列)
文字列
置換の対象となる文字列を指定
開始位置
どの位置から置換を始めるか指定(左端からのバイト数)
文字数
何文字分を置換るかを指定
置換文字列
新しい文字列を指定
  A B C D    
  文字列 開始位置 文字数 置換文字列 計算結果 計算式
 87  "文字列の置き換え"  9 0 バイト 文字列のバイト置き換え =REPLACEB(A87,B87,C87,D87)
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REPT関数
(指定された文字列を指定された回数繰り返した文字列を作成する。)
書式:=REPT(文字列,繰り返し回数)
文字列
繰り返しの対象となる文字列を指定
繰り返し回数
それを何回繰り返すかを指定
正の数ならどんな数でも指定できますが、作成される文字は32,000文字以内に制限されます。
整数以外の数値を指定した場合、小数点以下が切り捨てられます。
繰り返し回数を指定するのは、文字列を繰り返す回数であって最終的に作成される文字列の文字数ではありません。
文字列に2文字を指定すれば、最終的にできあがる文字列の文字数は繰り返し回数の2倍になります。
 
  A B    
  文字列 繰り返し回数 計算結果 計算式
 109  "*" 15 *************** =REPT(A109,B109)
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RIGHT関数
(文字列の右端から指定した数の文字を取り出し)
書式:=RIGHT(文字列,文字数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
文字数
取り出す文字数を指定
  A B    
  文字列 文字数 計算結果 計算式
 42  "指定した文字を取り出す" 4 取り出す =RIGHT(A42,B42)
右から4文字取り出し

文字数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。

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RIGHTB関数
(文字列の右端から指定したバイト数の文字を取り出し)
書式:=RIGHTB(文字列,バイト数)
文字列
取り出す対象となる文字列を指定
バイト数
取り出す文字数をバイト数で指定
  A B    
  文字列 バイト数 計算結果 計算式
 46  "指定した文字を取り出す" 4 出す =RIGHTB(A46,B46)
右から4バイト取り出し
バイト数は必ず0以上でなければなりません。
引数を省略した場合は、1を指定したと見なされます。
文字列の文字数よりも大きな数値が指定された場合は、文字列全体がかえされます。
↑文字列関数の先頭へ


SEARCH関数
(文字列の中から、指定した文字列と一致する部分を探し出し、文字位置(文字番号)を返す。)
(空白や句読点も1文字としてカウント)
(ワイルドカードの使用が許されている。)
ワイルドカードの任意の1文字指定は疑問符(?)、 任意の文字列の指定はアスタリスク(*)
書式:=SEARCH(検索文字列,対象,開始位置)
検索文字列
検索する文字列を指定
対象
対象となる文字列を指定
開始位置
検索を開始する位置を指定し、対象の中に検索文字列が複数含まれている場合に有効
この引数を省略すると、検索文字列が最初に見つかった位置のみを返します。
  A B C    
  対象 検索文字列 開始位置 計算結果 計算式
 40  "c:\microsoft office\office\excel.exe" off* 2 14 =SEARCH(B40,A40,C40)

off*は2つあるが、開始位置に2を指定しているため、2文字目以降に
検索された、off*の文字位置9を返しています。

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SEARCHB関数
(同上でワイルドカードの使用が許されている。)
ワイルドカードの任意の1文字指定は疑問符(?)、
任意の文字列の指定はアスタリスク(*)
書式:=SEARCHB(検索文字列,対象,開始位置)
SEARCH関数と同様の文字列検索で、バイト数(半角単位)で処理が行われる。
↑文字列関数の先頭へ


SUBSTITUTE関数
(検索文字列を新しい文字列に置き換える)
書式:=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
文字列
置換の対象となる文字列を指定
検索文字列
置換対象となる文字列
置換文字列
新しい文字列を指定
置換対象
文字列中の何番目の検索文字列を置き換えるかを数値で指示
この引数を省略すると、文字列の中に含まれるすべての検索文字列が置換されます。
  A B C D    
  文字列 検索文字列 置換文字列 置換対象 計算結果 計算式
 97  古い文字列を新しい文字列に置き換え 文字列 記号 2 古い文字列を新しい記号に置き換え =SUBSTITUTE(A97,B97,C97,D97)
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TEXT関数

(数値を指定された表示形式の文字列に変換します)
書式:=TEXT(値,表示形式)
 
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 12  123.4567 0.00 123.46 =TEXT(A12,"0.00")

表示形式記号の意味
 0  位取り記号。
小数点の両側に表示する桁数を指定します。
値の整数部の桁数が、指定された0の数より多い場合はそのまま表示し、少ない場合は不足分の桁数を0で補います。
値の小数部の桁数が、指定された0より多い場合は0の数に合わせて四捨五入され、少ない場合は不足分の0を補います。
たとえば、.987という値を、書式[0.000]は0.987と表示し、書式[0.0000]は0.9870と表示します。
また、書式[0.00]は0.99と表示し、書式[0.0]は1.0と表示します。 
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 18  0.987 0.000 0.987 =TEXT(A18,"0.000")
 19 0.987 0.0000 0.9870 =TEXT(A19,"0.0000")
 20 0.987 0.00 0.99 =TEXT(A20,"0.00")
 21 0.987 0.0 1.0 =TEXT(A21,"0.0")
-
 #  位取り記号。
小数部に表示する桁数を指定します。
ただし、値の小数部が、指定された#の数よりも少ない場合でも、0は補われません。
また、整数部のけた区切り記号を表示する位置を位置を指定します。
たとえば、書式[#,###]は整数部の1000の位ごとにカンマを表示します。
ただし、書式の整数部に指定された#の数より、値の整数部の桁数が少なくても、0は補われません。
つまり、書式[#,###]の設定されたセルに0を入力しても何も表示されません。
0を入力したら0と表示し、さらに桁区切りのカンマも表示するには、[#,##0]という書式を使用します。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 26 1234.567 #,###.## 1,234.57 =TEXT(A26,"#,###.##")
 27  0 #,###   =TEXT(A27,"#,###")
 28 0 #,##0 0 =TEXT(A28,"#,##0")
-
 ?  位取り記号。
0と同様に小数点の両外に表示する桁数を指定します。
ただし、値の小数点の両側の桁数が、指定された?の数より少ない場合、0ではなく、
その分のスペースを確保します。
?を利用することで、数値の小数点の位置をそろえることができます。
たとえば、1.4と1.45の小数点の位置をそろえるには、書式[0.??]を使用します。
  A      
 32  数値 表示形式 計算結果 計算式
 33 1.4 0.00 1.40 =TEXT(A32,"0.00")
 34  1.4 0.?? 1.4 =TEXT(A33,"0.??")
 35 1.45 0.?? 1.45 =TEXT(A34,"0.??")
-
.(ピリオド) 小数点。
数値の整数部と小数部に表示する桁数(0または#)の指定に使用します。
ピリオドの左側が#だけから構成される表示形式が設定されると、
1未満の数値はその小数部のみが表示されます。
ピリオドの前に0を表示するには、ピリオドの直前の位取り記号に、#でなく0を使用してください。

 
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 38  0.123 #.### .123 =TEXT(A38,"#.###")
 39  0.123 0.### 0.123 =TEXT(A39,"0.###")
-
 %  パーセント。
数値に100をかけて%記号を追加します。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 43  0.123 #.??% 12.3 % =TEXT(A43,"#.??%")
-
 /  分数の書式文字。
数値の小数部を分数形式で表示します。
この記号の両側に指定される位取り記号の数によって、表示精度が決まります。
たとえば、数値0.269を、書式[#?/?]は1/4と表示し、書式[#???/???]は46/171と表示します。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 47 0.269 # ?/?  1/4 =TEXT(A47,"# ?/?")
 48 0.269 # ???/??? 46/171 =TEXT(A48,"# ???/???")
-
,(カンマ) 千桁単位の区切り記号。
表示形式に#や0や?出囲まれたカンマが含まれる場合、数値の百の位と千の位、十万の位と百万の位などがカンマで区切られます。
また、カンマには四捨五入と単位変更の機能もあります。
表示形式の末尾につけられた1つのカンマは、数値を千の位で四捨五入し、千を基本として表示します。
2つのカンマは、数値を百万の位で四捨五入し、百万を基本単位として表示します。
たとえば、数値4567890を、書式[#,###,###,]は4,568と表示し、書式[#,###,###,,]は5と表示します。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 52 4567890 #,###,###, 4,568 =TEXT(A52,"#,###,###,")
 53 4567890 #,###,###,, 5 =TEXT(A53,"#,###,###,,")
-
E- E+ e- e+ 指数の書式文字。
数値を指数形式で表示します。
E- E+ e- e+の右側に0または#が含まれていれば、数値にはEもしくはeが挿入されます。
Eまたはeの右側にある0または#の数によって、指数部の桁数を指定します。
E-またはe-を使用すると、負の指数にはマイナス記号がつけられます。
E+またはe+を使用すると、負の指数にはマイナス記号、正の指数にはプラス記号がつけられます。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 57  1234567890 0.0E+0 1.2E+9 =TEXT(A57,"0.0E+0")
 58 1234567890 #.###e+# 1.235e+9 =TEXT(A58,"#.###e+#")
-
$ - + \ ( ) スペース 書式部分に含まれるこれらの記号は、直接表示されます。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 62 4567 $#,### $4,567 =TEXT(A62,"$#,###")
 63 4567 -#,### -4,567 =TEXT(A63,"-#,###")
 64 4567 +#,### +4,567 =TEXT(A64,"+#,###")
 65 4567 \#,### \4,567 =TEXT(A65,"\#,###")
 66  4567 (#,###) (4,567) =TEXT(A66,"(#,###)")
-
"文字列" 文字列。ダブルクォーテーションで囲われた文字列全体を直接表示します。
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 70  12 平成##年 平成12年 =TEXT(A70,"平成##年")
 71 12 ##番 12番 =TEXT(A71,"##番")

日付形式の数値データを指定した表示形式の文字列に変更することも出来ます。
 
  A      
  数値 表示形式 計算結果 計算式
 75  99/4/1 yyyy/mm/dd 1999/04/01 =TEXT(A75,"yyyy/mm/dd")

日付と時刻用表示形式記号の意味
 
  A
 78  2001/4/20 08:04 47.76
-
表示形式 計算結果 計算式 意味
d 20 =TEXT($A$78,"d") 日付の日を先頭にゼロの付かない数字(1〜31)で表示
dd 20 =TEXT($A$78,"dd") 日付の日を先頭にゼロの付く数字(01〜31)で表示
ddd Fri =TEXT($A$78,"ddd") 曜日を省略した英語の曜日(Sun〜Sat)で表示
dddd Friday =TEXT($A$78,"dddd") 曜日を省略しない英語の曜日(Sunday〜Saturday)で表示
aaa =TEXT($A$78,"aaa") 曜日を省略した漢字の曜日(月〜日)で表示
aaaa 金曜日 =TEXT($A$78,"aaaa") 曜日を省略しない漢字の曜日(月曜日〜日曜日)で表示
m 4 =TEXT($A$78,"m") 日付の月を先頭にゼロの付かない数字(1〜12)で表示
mm 04 =TEXT($A$78,"mm") 日付の月を先頭にゼロの付く数字(01〜12)で表示
mmm Apr =TEXT($A$78,"mmm") 月名を省略した英語の月名(Jan〜Dec)で表示
mmmm April =TEXT($A$78,"mmmm") 月名を省略しない英語の月名(January〜December)で表示
yy 01 =TEXT($A$78,"yy") 日付の年(西暦)を2桁の数字(00〜99)で表示
yyyy 2001 =TEXT($A$78,"yyyy") 日付の年(西暦)を4桁の数字(2000〜9999)で表示
g H =TEXT($A$78,"g") 元号をアルファベット一字(H)で表示
gg =TEXT($A$78,"gg") 元号を省略型(平)で表示
ggg 平成 =TEXT($A$78,"ggg") 元号を表示
e 13 =TEXT($A$78,"e") 日付の年(和暦)を先頭にゼロの付かない数字で表示
ee 13 =TEXT($A$78,"ee") 日付の年(和暦)を先頭にゼロの付く数字で表示
h 8 =TEXT($A$78,"h") 時刻を先頭にゼロの付かない数字(0〜23)で表示
hh 08 =TEXT($A$78,"hh") 時刻を先頭にゼロの付く数字(00〜23)で表示
m 4 =TEXT($A$78,"m") 時刻の分を先頭にゼロの付かない数字(0〜59)で表示
mm 04 =TEXT($A$78,"mm") 時刻の分を先頭にゼロの付く数字(00〜59)で表示
s 48 =TEXT($A$78,"s") 時刻の秒を先頭にゼロの付かない数字(0〜59)で表示
ss 48 =TEXT($A$78,"ss") 時刻の秒を先頭にゼロの付く数字(00〜59)で表示
s.0 47.8 =TEXT($A$78,"s.0") 時刻の秒を先頭にゼロの付かない数字で10分の1秒単位まで表示
s.00 47.76 =TEXT($A$78,"s.00") 時刻の秒を先頭にゼロの付かない数字で100分の1秒単位まで表示
ss.0 47.8 =TEXT($A$78,"ss.0") 時刻の秒を先頭にゼロの付く数字で10分の1秒単位まで表示
ss.00 47.76 =TEXT($A$78,"ss.00") 時刻の秒を先頭にゼロの付く数字で100分の1秒単位まで表示
AM/PM PM =TEXT($A$78,"AM/PM") 時刻を12時間制で表示し、AMまたはPMを表示
am/pm pm =TEXT($A$78,"am/pm") 時刻を12時間制で表示し、amまたはpmを表示
A/P P =TEXT($A$78,"A/P") 時刻を12時間制で表示し、AまたはPを表示
a/p p =TEXT($A$78,"a/p") 時刻を12時間制で表示し、aまたはpを表示
[ ] 36 =TEXT(1.5,"[h]") 時刻の時、分、秒を囲むことで、経過時間を表示する(例[h])。
左記の例では、1.5日は36時間と表示する。
時ならば24より大きな数字で、分や秒は60よりも大きな数字で表示

日付と時刻の表示形式の例
  A    
  表示形式 計算結果 計算式
 112 2001/4/20 19:53    
 113  yyyy 2001 =TEXT(A112,"yyyy")
 114 dd 20 =TEXT(A112,"dd")
 115 y/m/d 01/4/20 =TEXT(A112,"y/m/d")
 116 yy/mm/dd ddd 01/04/20 Fri =TEXT(A112,"yy/mm/dd ddd")
 117 yyyy/mm/dd 2001/04/20 =TEXT(A112,"yyyy/mm/dd")
 118 ddd  Fri =TEXT(A112,"ddd")
 119 yy/mm/dd ddd 01/04/20 Fri =TEXT(A112,"yy/mm/dd ddd")
 120 e/m/d 13/4/20 =TEXT(A112,"e/m/d")
 121 ee/mm/dd 13/04/20 =TEXT(A112,"ee/mm/dd")
 122 ge/m/d H13/4/20 =TEXT(A112,"ge/m/d")
 123 ggee/mm/dd 平13/04/20 =TEXT(A112,"ggee/mm/dd")
 124 gggee/mm/dd 平成13/04/20 =TEXT(A112,"gggee/mm/dd")
 125 yy/mm 01/04 =TEXT(A112,"yy/mm")
 126 mm/dd 04/20 =TEXT(A112,"mm/dd")
 127 h:m 19:53 =TEXT(A112,"h:m")
 128 h:mm:ss 19:53:00 =TEXT(A128,"h:mm:ss")
 129 h:mm:ss AM/PM 7:53:00 PM =TEXT(A129,"h:mm:ss AM/PM")
 130 mm 04 =TEXT(A130,"mm")
 131 hh 19 =TEXT(A131,"hh")
 132 yyyy mm dd 2001 04 20 =TEXT(A132,"yyyy mm dd")
 133 y年m月d日 01年4月20日 =TEXT(A133,"y年m月d日")
 134 yy年mm月dd日 01年04月20日 =TEXT(A134,"yy年mm月dd日")
 135 yyyy年m月d日 2001年4月20日 =TEXT(A135,"yyyy年m月d日")
 136 dddd Friday =TEXT(A136,"dddd")
 137 e年m月d日 13年4月20日 =TEXT(A137,"e年m月d日")
 138 ee年m月d日 13年4月20日 =TEXT(A138,"ee年m月d日")
 139 ge年m月d日 H13年4月20日 =TEXT(A139,"ge年m月d日")
 140 gge年m月d日 平13年4月20日 =TEXT(A140,"gge年m月d日")
 141 ggge年m月d日 平成13年4月20日 =TEXT(A141,"ggge年m月d日")
 142 yy年m月 01年4月 =TEXT(A142,"yy年m月")
 143 m月d日 4月20日 =TEXT(A143,"m月d日")
 144 yyyy/m/d h:mm 2001/4/20 19:53 =TEXT(A144,"yyyy/m/d h:mm")
 145 h時mm分ss秒 19時53分00秒 =TEXT(A145,"h時mm分ss秒")
 146 yyy/m/d h:mm AM/PM 2001/4/20 7:53 PM =TEXT(A146,"yyy/m/d h:mm AM/PM")

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TRIM
 (文字列の先頭や末尾、単語間に余分な空白が含まれている場合、単語と単語の間の1つの空白を残して、余分な空白をすべて削除する)
書式:=TRIM(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 200     Fazzy  Wuzzy  Fazzy Wuzzy =TRIM(A200)
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UPPER
 (文字列中のすべてのアルファベットを大文字にする)
書式:=UPPER(文字列)
 
  A    
  文字列 計算結果 計算式
 215  john Johnson JOHN JOHNSON =UPPER(A215)
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VALUE関数
(文字列として入力されている数字(ダブルクォーテーションで囲まれた数字)を数値に変換します)
書式:=VALUE(文字列)
 
  A    
  文字列数字 計算結果 計算式
 4  "123.4567" 123.4567 =VALUE(A4)

日付形式の文字列を数値データに変更することも出来ます。
  A    
  日付文字列 計算結果 計算式
 7  "99/4/10" 36260 =VALUE(A7)

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YEN
 (指定された数値を、指定された桁数で四捨五入し、\マークをつけた文字列に変換する)


書式:=YEN(数値,桁数)

 
  A      
  数値 桁数 計算結果 計算式
 158 54.899 2 \54.90 =YEN(A158,2)
 159  54.899 0 \55 =YEN(A159,0)

引数桁数を省略すると、0を指定したと見なされます。

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