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「最新データ」ユーザー定義関数の説明
「最新データ」ユーザー定義関数

【機能】

セル範囲の空白を除くセルの右端(または下端)から指定セル数の値を配列で返します。
空白セルは、指定数に含みません。
値が0のセルおよび、数式入力セルは、指定数に含みます。
最新の指定数のデータの合計や平均値、最大値、最小値を返す場合などに利用できます。
「右端から」
セル範囲の右端からの空白セルを除く指定数のセルのデータを配列で返します。

「下端から」
セル範囲の下端からの空白セルを除く指定数のセルのデータを配列で返します。

書式
=右端から(セル範囲,指定数)
=下端から(セル範囲,指定数)
引数 :セル範囲 対象のセル範囲を指定します。
   :指定数 省略可能です。
  右端(あるいは下端)からの抽出する空白以外のセルの数を指定します。
  指定数を省略するか、1を指定すれば、最新のデータのみ抽出できます。

最新のデータを返す(指定数を省略した)場合の例
セルA1に10,B1に20,D1に40,F1に60が入力されています。
  A B C D E F G H I
1 10 20   40   60      

データの入力セルの右端(あるいは下端)のデータ(最新のデータ)を返します。
セルに
=右端から(A1:G1)
と入力します。
右端のデータ[60]が返ります。

最新の3つのデータの合計値を返す数式の例
「右端から」ユーザー定義関数では、数式の結果を配列で返しますので、他の関数と組み合わせて利用します。
セルA3には、
=SUM(右端から(A1:K1,3))
と入力します。
「右端から」のユーザー定義関数では計算結果を、配列で{20,40,60}と返しますので、SUM関数では、その合計値[120]が返ります。

 【使用方法】
 
セルに直接関数
=右端から(
あるいは
=下端から(
と入力するか

関数を入力するセルで関数貼付ボタン「fx」を押します。

「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されますので、関数の分類で「ユーザー定義」を選択します。

関数名「右端から」「下端から」を選択します。

数式パレットが表示されますので、「引数」を入力します。
引数 :セル範囲 対象のセル範囲を指定します。
   :指定数 省略可能です。
  右端(あるいは下端)からの抽出する空白以外のセルの数を指定します。
  指定数を省略するか、1を指定すれば、最新のデータのみ抽出できます。


通常の組み込み関数と同じように、引数の入力ができ、数式の結果も表示されます。
この関数のヘルプはありません。
 

セル範囲A1:G1を選択します。
(指定数を省略した場合、空白セル以外のデータで最新のデータが返ります。)

最新の5つのデータの合計を求める場合
セル範囲、$A$1:$K$1の右端から最新の5つまでのデータの合計を求める場合指定数に5を入力し、
=SUM(右端から(A1:K1,5))
と入力します。

最新の5つのデータの最大値を求める場合
セル範囲、A1:K1の右端から最新の5つまでのデータの最大値を求める場合指定数に5を入力し、
=MAX(右端から($A$1:$K$1,5))
と入力します。

最新の5つのデータの最小値を求める場合
セル範囲、A1:K1の右端から最新の5つまでのデータの最小値を求める場合指定数に5を入力し、
=MIN(右端から($A$1:$K$1,5))
と入力します。

最新の5つのデータの平均値を求める場合
セル範囲、A1:K1の右端から最新の5つまでのデータの平均を求める場合指定数に5を入力し、
=AVERAGE右端から($A$1:$K$1,5))
と入力します。




 【ソフトのダウンロード】はこちら
saisin.exe
83.1kB
2009/01/31

解凍されるファイル
saisinadd.xls
25.5kB
2008/04/29

最新データ.xla
27.0kB
2008/04/29

「最新データ」の説明.txt
10.2kB
2008/04/29

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